資金調達

私達のような零細企業では、資金調達というとそれほど選択肢があるわけでなく、制度融資を利用するか、銀行プロパーの調達かと言うことになります。

資金使途として設備資金か、運転資金かと聞かれるのですが、設備資金を借りるときと言うのは、これは快感です。
経営者として、夢を語り、その夢をどの銀行がどう評価してくれるのかを選ぶという話ですから。
もちろん本当に夢だけでは、貸して貰えませんが。

運転資金というのは、計画的な(戦略的な)調達ならばよいのですが、懐具合が苦しくなって調達すると言うときは、これは、かなり苦痛です。
しかし、これをチャンスと捉え、事業計画通りに売上が伸びない理由を探っていくというのは、好調なときには出来ないプロセスなので、貴重な機会と言えるかも知れません。

しかし、昨今の中小企業を取り巻く環境は、この状態を超えてしまっているのではないでしょうか?
亀井大臣が考える返済猶予というのがうまく働くとは思えませんが、何らかの措置を講じないと、おそらく日本経済の根底から崩れていくような気がします。

まもなく、銀行の担当者が上席を連れてやってきます。
今日は、苦痛な方の折衝です。