気仙朝市

一月前に会場内に造った棚は随分功を奏したようで、山積みになっていた支援物資のダンボール箱は随分少なくなってきました。
衣類も、ハンガーに掛けたお陰で、選びやすくなりました。
一々ダンボール箱から引っ張り出し、また整理するという無限地獄から解放されたボランティアさんの負担はかなり軽減されたことでしょう。不足していた大人用のおむつも岩手同友会事務局から補充され、朝市として本来あるべき形に近づきつつあるのでしょうか?

国連から借りている会場テントのレンタル期間も後2ヶ月となりました。停止してしまった貨幣経済を再び動かすという初期の目的はある程度達成されたとは思いますが、問題はこれからです。
全体の復興計画が策定されないと旧市街での商売が可能なのか不可能なのか、その判断も付きません。
取り敢えず、この朝市に集まった人たちはまとまって移動して、新しい商店街(仮設ですが)をなすようにならないか?もう少し異業種も加わって、ワンストップショッピングが出来るようにならないか。向かい合わせの店と店の間には、大きな屋根を架けて雨露もしのげたら憩えるのかな〜。
いろんなアイデアはでては来ますが、とにかく出来る限りお金をかけないで、普通に買い物を出来る空間を作れないか?

考えるのは自由ですが、小さな親切大きなお世話にならないだろうか?絶えず自問自答です。

温度差

4週間ぶりに陸前高田へやってきました。
いろんな意味で、異常な状況から、平常時への移行が計られていますが、問題が山積です。
協調という言葉は美しいけど、これは自己犠牲であってはいけないと思う。
被災した当事者も、ボランティアの人たちも、それぞれに立ち位置が違って、思いも違う。
ここまでは、良しとして、ここから先、自分に何が出来るのだろうかと問う。
小さな親切大きなお世話になるのではないかと、少し臆病になりそうな自分がいる。
ただ、側にいるだけでも、存在しているだけでも、力付けてあげられるのではないか?と思っていた時もあったけど、もうその段階は過ぎたよう。
大きな絵の復興計画ではなく、小さな商店が再起できるためのお手伝いと言うことになるのでしょうが、その為に何が出来るのだろう。

キッズサイエンス教室

3度目のキッズサイエンス教室を開催しました。
今日来てくれたのは、3人兄弟と、ご両親。
恥ずかしがり屋のお兄ちゃんと、しっかり者の2番目のお姉ちゃん。傍若無人な末っ子の男の子と絵に描いたような幸せ家族さんでした。ご両親が積極的に参加されて、随分深い話になってしまい、かえって子供達には解らない世界に入ってしまったかな?

もう少し、噛み砕いた話が出来るように、シナリオを練り直さないといけません。反省。

熟議に参加しました。


三重大学で開催された熟議に参加しました。
文部科学省が共催と言うことで、副大臣も来てみえました。

9人が一つの班となって、テーマを絞り込んで議論をしていきます。大学の1年生がファシリテーターという事でどうなることかと思いましたが、ファシリテーターのサポート役の県職員さんが、うまく切り回して、見事に深みを増していきました。世代も所属も全く違う人達が集まって、それが、予想外の展開を生んだりして、なかなか愉快でした。

最終のまとめ直前の模造紙に書き出したみんなの意見です。
議論を重ねた厚みを見ることができます。
班の中にFM三重のアナウンサーさんも居て、火曜日の朝8:08からの番組で今日の熟議のことをコメントするそうです。
最後の交流会では、本当に、学生と交流できて、面白かったですね。特に、終わりかけに話し込んだ帰国子女の編入生の女の子との会話は、痛快でした。

次世代の農業


農商工連携の勉強会で、今日は実地研修です。水耕栽培の先駆者、M式水耕栽培の見学です。

今まで、ネギやレタスくらいしか見たこと亡かったので、トマト、スイカアロエなど、いろいろな事件が進んでいます。完全密閉の植物工場も見せてもらいました、(ガラス越だけど)

とにかく何でも、簡単な設備で、水耕栽培をするという姿勢に完敗致しました、

北海道二日目

早々に朝食を済ませ、会場に移動します。ちなみに宿泊したのは東京ドームホテル札幌(昔の後楽園ホテル)という立派なところで、やはり立派なホテルには中国語が飛び交っています。

会場では、また、復興グッズの販売の準備。今日は、“残り少なくなっています!”と、煽った呼び込みです。本当によく売れました。衣類、タオルに関しては、持ってきた分の9割は売ったのではないでしょうか?

 全体会議での田村代表を始め、宮城、福島の被災地の代表の報告は秀逸・感動でした。本当に同友会って言う会に入っていて良かったと再認識します。

全体会議が終わる(3人の話を聞いたら)前に、会場からロビーに出て、またグッズ販売です。早く帰っていく人を捕まえるように声をかけます。被災地の代表達の報告を聞いたばかりなので、素通りできません。

12時からは、オプショナルツアーで念願の植松電機さん訪問です。
写真では解らないほどの広大な土地に、子ども達が宿泊できる施設まで作っていました。到着したとき、ちょうど小学生達に微少重力(無重力)実験を見せているところでした。文字通りのフリーフォールです。

植松専務の講演は、相変わらずの淡々とした調子で、中身の濃さと反比例しています。講演から質疑応答までの時間を通して、結構彼と私の立ち位置が近いことを感じました。

お互い、ゴルゴ13に狙われないようにと笑ってお別れしました。

セントレア行きのスカイマークエアラインで北海道を離れ、日付が変わる直前に帰宅。

何とも濃い一週間でした。

北海道初上陸

目が覚めるともう5時を回っています。6時過ぎにっさっぽろに到着するので、身支度を始めます。下段の女性は途中で降りたようで、ベッドの上はすっきり片づいています。
荷物を片づけ洗面をすませ、廊下側の席に座ると、隣の席に見覚えのある人が。
3年前の埼玉の総会の分科会でご一緒させていただいた、青森の代表理事でした。

久しぶりの夜行寝台は、快適で、あの揺れがたまりませんね。

札幌駅について、チーム岩手の泊まっているチサンインに向かいます。
徒歩で10分程度。フロントで朝食だけをとることができるかと聞くと、朝食は、筋向かいにあるチサンホテルのレストランを使うのだそうです。チサンホテルのフロントで、食事だけとれるかどうか聞くと、ソラーレの会員になると、食事代が半額になるとのことなので、つい、会員になってしまいます。

チサンホテルのロビーは居心地が良く、ネット環境も整っているので、メールチェックをしてブログを書いて、・・・・・。ゆったりと時間を使います。

1時間半ほどで、待ち人来る。チーム岩手のメンバーと一緒に朝食をとります。たった1日離れていただけなのに、その空白を埋めるには、かなりの時間を要するほど、濃い1日を過ごしたことを再認識します。

チーム岩手は、総会の分科会での報告があるので、早めに会場入りします。チサンホテルから歩いて15分ほどです。
チサンホテルから出てすぐのところに、札幌時計台がありました。噂通り、何気ない時計台ですね

会場には、高田自動車学校から送りつけた復興Tシャツやポロシャツが届いているので、この販売の準備をします。周りの皆さんは物販になれていない人が多くて、陳列もままなりません。代表の許可を得て、缶バッジやシール、タオルと共にTシャツポロシャツも色別サイズ別に並べていきます。陳列が終わる頃、各県代表が順に到着してきます。全体会議の会場に入る人達に聞こえるように、“復興支援にご協力お願いしま〜す。”枯れない程度の大きな声で、呼びかけます。

全体会議の始まるまで、分科会への移動時間、懇親会への移動時間をフルに使って売りまくります。

懇親会は、初めてのことですが、テーブル席でフルコースメニューです。(いつもは立食形式) 二次会は、三重からのお誘いを断って、チーム岩手と札幌の合同の打ち上げに参加します。

本来、北海道道同友会の人達とは、お近づきになることはないのでしょうが、飲んだ勢いでいろんな話が飛び出します。チーム岩手の分科会の報告者である、二人の代表理事と女性副代表の3人とは、本当に深いつながりを持てました。すすきのの夜に繰り出した頃からは記憶も曖昧です。