気仙朝市

一月前に会場内に造った棚は随分功を奏したようで、山積みになっていた支援物資のダンボール箱は随分少なくなってきました。
衣類も、ハンガーに掛けたお陰で、選びやすくなりました。
一々ダンボール箱から引っ張り出し、また整理するという無限地獄から解放されたボランティアさんの負担はかなり軽減されたことでしょう。不足していた大人用のおむつも岩手同友会事務局から補充され、朝市として本来あるべき形に近づきつつあるのでしょうか?

国連から借りている会場テントのレンタル期間も後2ヶ月となりました。停止してしまった貨幣経済を再び動かすという初期の目的はある程度達成されたとは思いますが、問題はこれからです。
全体の復興計画が策定されないと旧市街での商売が可能なのか不可能なのか、その判断も付きません。
取り敢えず、この朝市に集まった人たちはまとまって移動して、新しい商店街(仮設ですが)をなすようにならないか?もう少し異業種も加わって、ワンストップショッピングが出来るようにならないか。向かい合わせの店と店の間には、大きな屋根を架けて雨露もしのげたら憩えるのかな〜。
いろんなアイデアはでては来ますが、とにかく出来る限りお金をかけないで、普通に買い物を出来る空間を作れないか?

考えるのは自由ですが、小さな親切大きなお世話にならないだろうか?絶えず自問自答です。