走る応接室

ogurom2009-06-12

今日、愉快な男に出会いました。

経済産業省のキャリアから転身し、選挙に出るのだとか。

政治に関わるには良いのですが、選挙に関わるのが嫌いで、こういう人に会うのは気が進まないのですが。

紹介してくれるという人に会いたかったので、ついでに会うことにしました。

みっちり1時間半、話をしました。税金泥棒にはならないだろうと思います。

何処まで登り詰めるかな?

午後から東京出張です。

ぷらっとこだまというチケットで、格安の旅です。のぞみの普通車より15%くらい安く、グリーン車に乗って、ワンドリンクのサービスまであるんです。

新幹線なのに、各駅停車の旅。さすがにグリーンは快適で、座席のテーブルにノートパソコンを置いても、余裕でドリンクなども置けます。

差詰め走る応接室と言うところでしょうか。


久々の東京、大学内で行われる講演を聞きに行きます。
法政大学の元教授、川口衛先生。私の指導教授の兄弟子です。
川口先生の紹介で、スイスのイズラー研究所と出会い、ここでの学びを元に、修士論文を書き上げたのですが、一度も直接お礼を言っていなかったので、会いに行ったわけです。

76歳という年齢を全く感じさせない、若々しい話で、中でもガリレオの話は目から鱗でした。
埼玉県の加須市というところで、伝統産業で何か街興しをしようと言うことで、100mの鯉のぼりを造ったのですが、作ったは良いが、これを何とか泳がせたいという話が川口先生の所へ持ち込まれました。
木綿で出来た100mの鯉のぼりが泳ぐわけがない。
誰もがそう思っていたのですが、先生の解決方法は、明快でした。
風速何mあれば泳ぐのか?
その時の鯉のぼりの内側の風速は?
鯉のぼりの内側の風圧は?
これらの条件を満たす膜の応力は?
このステップを踏んでいくと、簡単に解けたそうです。

結局、縫い目を補強して、アルミのリングを口にはめるという改良だけで、行けると言うことになりました。

ここからは、NHKの番組のVTRでしたが、これは感動的でした。

エンジニアに出来る街興しのお手伝いとはこういう事だったんですね。

http://www.city.kazo.lg.jp/hp/menu000000200/hpg000000141.htm