快適なバスの旅

講演会の後、川口先生を囲む懇親会が、大学のパーティールームで盛大に行われました。乾杯の前、先生に”27年前にお世話になりました小黒です。ハインツ・イズラー先生を御紹介頂き、その節はお世話になりました。お陰様で修士論文が書けました。”などと、お礼をやっと言えました。27年越しです。

大学院の1年の終わりに、修士の研究テーマも定まらない私に、チャンスを与えてくれた人です。

懇親会が終わると、研究室での見直しと言うことになり、私の修士時代に博士にいた人が教授になっていたりで、その部屋へ行くと、また美味い具合に、私の修士論文が出てくるんですね。早速先生に見て頂きました。

”この時代にこの内容は、かなり新しかったですね”とお褒めの言葉もいただきました。

3次会は、また場所を変えて中華料理屋に行きます。もうバスの時間から逆算して、地下鉄の時間を見て、ぎりぎりまで粘って、後ろ髪を引かれる思いで、その場を離れます。

早足で歩き、聖橋をわたり、丸ノ内線御茶ノ水駅から池袋に向かいます。池袋着は、バスの発車時刻の8分前、慎重にバス乗り場を探します。

乗り場を見つけて、バスに乗り込むと、すぐに発車になりました。
一次会でのワインとビール。二次会での日本酒、三次会での紹興酒で、バスに間に合ったのが奇跡なくらい。シートに腰を下ろし、フットレストを上げ、リクライニングをした瞬間に爆睡でした。

気がつくと、午前4時、バスが止まったので下りてみると、恵那のサービスエリアでした。今頃気づいたのですが、中央道を走っていたんですね。

6時前に近鉄四日市駅に到着。
結構ストレスもなく、仕事が出来そうです。