44年の重さ(その2)

深夜まで飲んでも、不思議と4時には起きてしまう。

散歩にでも出ようかと思ったが、出入り口はすべて施錠されているので、あきらめて部屋に戻る。

男性参加者全員が雑魚寝状態の部屋で、ノートパソコンでも持ってきていれば、暇つぶしが出来たのに、などと思っていると、退職する本人が起きてきた。

まだ薄暗い5時前、窓際の椅子に腰掛け話し始める。

退職後、奥さんと旅行にでも行ってきたら?などと話しているウチに、突然ひらめく。

”薪の配達人にならへんか?”

藪から棒に変なことを口走った私に目を白黒させて聞いている。

薪ボイラーを普及させたい私が最も悩んでいたのは、薪をどのようにしてサービスするのか?だった。

間伐を生業にしている人たちから、提供を受けることは合意が取れても、彼らに運搬は出来ない。

道路際の指定した場所に積み上げられた薪を、回収して、ボイラーの持ち主の所へ届ける。

そして付加サービスを求めるところには、指定された時間に着火してくる。

これを1人前の日当で計算すると、薪の安さが前面に出てこないのが悩みの種だった。

業務用の、量を必要とするところには、1ヶ月に必要な薪を配達するコストを決めて、木を切り出してもらうコストを決める。

これがガスより3割安いとかの計算が成り立つと、普及も簡単なのでは?

こんな熱い話をしてしまいました。

元々山の麓に住む彼は、大した距離を移動しなくても、薪の配達は出来そう。

詳細はこれから詰めるとして、なんか発展的な話で楽しく終われそう。

私の思うようになるかな?



1日で2つのブログを書くのは初めてです。

それぐらい衝撃的な出会いがありました。

長野県信濃大町市で、第八回菜の花サミットが行われるとの案内をいただき、バイオディーゼルの分科会があると言うことなので、参加してみました。

希望荘から一度家に帰り、2時間程雑務を済ませて実家へ。

実家は、JR四日市駅のすぐ近くにあるので、こんな時は便利使いさせていただきます。

実家で、昼食を済ませてから出発です。

快速みえで、一緒に行く豆腐屋さんと合流、途中乗り換えの松本駅では、ご多分に漏れず、信州信濃のそばをいただきます。

駅前のホテルでチェックインを済ませて会場へ。

行ってびっくり、懇親交流会の場所とメイン会場は別の場所なんだと。

主催者のご配慮で、すべて終了した送迎バスを私達の為だけに回送していただきました。

バスを待つ間、駐車場に停めてある車が天ぷら油で走るという説明をしてくれます。

しかも、その分科会があると言うことなので、急遽、バイオディーゼルの分科会からSVO車の分科会に変えてもらおうと決意します。

ちなみにSVOとはストレート ベジタブル オイルという意味だそうです。

交流会の会場黒部国際ホテルでは凄い人です。

受付を済ませるとすぐに始まりました。

ちなみにマイ箸持ってくることを義務付けられていたのですが、忘れていったので、その場で箸を買うことになります。

乾杯が始まる頃には、なぜか一緒のテーブルにフレンチの鉄人石鍋シェフが。

乾杯用のビールは食事代に含まれているのですが、2杯目からは、それぞれがカウンターへ買いに行くというシステムです。

しかも、1回目は現金では買えずに、最低500円は飲み物券を買うことになっています。

ビール中瓶が800円、ホテルだからと言えばそれまでですが、昨日の希望荘が、大瓶370円だったのと比べると・・・トホホ!

その分料理は凄い、石鍋シェフがプロデュースしたという凄い料理が並びます。

この時、案内にお品書きが入っていたことに気が付けばもう少しいろいろ食べることが出来たのに。

と後から思う程、料理も多く、色んな人とコミュニケーションを取る為に食べる時間も少なくという状態でした。


料理がきれいに並んでいるのは、一緒のテーブルにいた滋賀県のプロのカメラマンのお姉さんが、撮影用に?きれいに取り分けていたので、ちゃっかり撮影させていただきました。

最後に全員で”朧月夜”を大合唱。

なの花畑に入り日薄れ〜。


締めの挨拶に立つ石鍋シェフ

明日はもっと面白そう。