みんな解って無いんじゃないかな?

風の谷”岩手県葛巻町”は風力発電などの自然エネルギーだけで、町民3000世帯に対して、17000世帯分の発電をしているそうです。
非常に風力発電に好都合な場所で、新たな発電所を作ろうとしたら、東北電力から買電を拒否されたそうです。今や、風力発電は入札制で、随分安い仕入れになるにも拘わらずです。その一方で、原子力発電所は作るんです。
このチェルノブイリ事故からの20年はなんだったのだろう。なんの教訓も残さなかったのだろうか?この事実にみんな疑問を感じないのは何故だろう。
先日、中部電力の人から、電気代を安くする講演を聞かせていただきました。チェルノブイリ原発事故に対するゴルバチョフの最近の談話で、みんなの(政府も含めて)無知が被害を広げたというコメントが公表されましたが、これに対して中部電力さんはどう考えているのかを質問しました。予想通り、原子力発電所の安全性を力説されていましたが、これはリスク管理の話です。事故は無いが良いに決まっています。もし起きた場合に被害を最小限に食い止める努力が無いと言うことを言いたかったのですが、”原発は安全”というお題目しか聞こえてきませんでした。
孫の代に今より美しい地球を残すための選択肢は、ちょっと違うような気がしますが。