魔女の杜

早朝のMTBのコースに、やたらナチュラルな庭の家がある。

電柱をも超える巨木は立っているし、色んな草も生えているし、まるで、トトロの世界のよう。

因みに、この家の家主は、30年来の友人、私の結婚式の司会進行をしてくれた人だ。

ご主人に先立たれ、現在、孫の守と、色んな社会活動に没頭している。

古希を迎えた彼女の家は、まさに魔女の杜と言うに相応しい風貌を呈している。


仕入れ先の電気関係の商社の展示会に行った。

終わりがけの時間だったので、売れ残っていたホタテ貝とサザエのパックを売りつけられた。

といっても、感謝祭という性格の展示会なので、ホタテ4枚とサザエ6個で1000円、格安です。

夕食にスパゲッティを作るように言われていたので、ちょっと頑張って、ホタテのパスタを作る事に挑戦。

まず、貝柱を外し、剥き身にして、ザルに開け、汚れを落とします。

次に、貝柱、紐、足、肝などに切り分けます。

寸胴に酸性水を4リットル、先に湧かし始めます。塩の量は勘に頼って。

フライパンにオリーブオイル敷き、ニンニク3片をレンジで30秒チンして皮をむき、包丁で潰してからフライパンに。

香りが立ち始めたところで、ホタテを入れ、弱火にして蓋をします。

途中で、ホタテをひっくり返し、少し焦げ目が付く程度に。
沸騰した寸胴に、パスタを入れ、タイマーをセット。アルデンテに仕上げるには、茹で上がってからの1分が勝負です。

ホタテに火が通ったところで、トマトソースを加え、煮込んでいきます。
そのままでは、すぐに水分が飛んでしまうので、ゆで汁をソース瓶に入れ、便の内側に残っているソースを洗うようにシェイクして、水分量を調整します。ホタテの臭み消しにタイムとバジルを加えます。

パスタの茹で上がり1分前に、ホタテのソースができあがるように、火加減を調整。

タイマーが鳴るやいなや、茹で上がった麺をソースのフライパンに移していきます。中火にして、ソースが絡んだところで出来上がり。

フライパンのままテーブルに出します。
銘々がトングで自分の皿にパスタを盛りつけます。

息子二人と3人で、それぞれが、足らないと思った味付けを勝手に加えます。
ゆで汁の塩が足らなかったようで、味付け塩が好評でした。