議事録って何?

取締役の任期を2年にしていると、2年に一度役員の変更登記が必要になる。
変更せずに重任するのに変更登記というのも面白い話ですが。

取締役を決めるのは株主総会なので、株主総会の議事録が必要になります。
ウチは小さな会社なのに、珍しくちゃんと株主総会を開いています。
開かれた総会の議事録をまとめるのは私の仕事になっているので、従来の書式に倣って誠意を持って書きます。

代表(社長)を決めるのは、取締役の中で選ぶので、その取締役会の議事録も必要になります。
ウチの場合、株主総会を終えると、その場で食事会を開くので、取締役以外の人がオブザーバーでいる状態で代表を決めます。

法務局へ行って、役員変更登記をする為に、申請書類と議事録を提出します。
自分でするのは初めてだというと、相談コーナーへ案内してくれました。
”取締役会を設置する会社で役員が全員重任の場合の役員変更登記”というマニュアルを渡され、その中の記載内容を漏れずに記入した議事録や申請書類を提出するように言われます。

議事録というのは、事実を記載するのではなく、会社法で必要とされている事を書き残すという役割なのだと改めて認識しました。
なんだか少し複雑な気持ちです。
この相談コーナーに訪れる人は、株主総会を開いている人なんて極少数派なんでしょうね。