日の丸航空の会社更生法適用

今日、JALの会社更生法適用が決定、企業再生支援機構の全面支援を受け再生を目指す。

日の丸を背負って飛び続けていたキャリアが倒産するなんて、とんでもないニュースです。

ナショナルフラッグであることの誇りから来る人件費の高さ。
政府(政治屋)からの要請を受け、不採算路線の展開。

生き馬の目を抜く航空業界で、この体質で生き残れないことは、随分前から分かっていたはずなのに、ここまでこないと、メスが入らないんですね。

8つある労働組合も、会社が無くなるかどうかの瀬戸際まで来なければ、協力しなかったのでしょう。


話は変わって、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアメリカのDELTA航空での美談。

ここも経営危機に陥ったのですが、従業員側が人件費の削減に応じ、再建を成し遂げました。
再建が始まったときに、パイロット達がお金を出し合って、航空機を購入し会社にプレゼントしたと言います。
このことが全員のモチベーションを上げ、従業員が一枚岩となって、何と19ヶ月で再建を成し遂げてしまいました。

JALにも、こんな美談が出てこないかな?