今度こそ本当の断熱窓。

一昨年の秋、私の実家の窓の断熱工事をしました。
普段余り寄り付かないので、インターネットで、電気代の数字だけをチェックしていたのですが、一向に減っていないことに気が付きました。
抜き打ちで、何度か見に行ってみると、原因は簡単なことでした。元々の建物の硝子は、防火地域であるために、全ての硝子が網入りガラスの不透明タイプ(カスミ硝子)が嵌っています。その内側に、高断熱のペアガラス(ペアマルチスーパー:空気層12ミリ)入りのインナーサッシ(プラマードU)を施工したのですが、これが仇になったようです。
やはり、不透明な空間よりも、廻りが見える透明タイプの方がよいので、朝起きると外側の網入りガラスは開けっ放しで、内側の断熱サッシのみを閉め切っていたんです。当然、外も、内も締め切った状態を前提に省エネの計算をして居るんで、計算が狂ってきます。

と言うことを踏まえて、外側の網入り不透明硝子を、網無しの透明防火硝子(パイロクリア)に交換しました。元々、大きな窓なので、締め切っていても視野良好。
今度こそ、本当に断熱窓の効果が出ますように。