環境に優しいリユースガラス

3月に新聞上で発表した”エコガラス”が商標権侵害で躓いてしまい、ようやく”リユースガラス”という新しい商標でスタートできるようになりました。
先日、正式にリユースガラスの永久使用の第一号が誕生しました。四日市市常磐中学校です。クラブ活動の最中にボールをぶつけて割ってしまったとの事でした。この学校は昭和48年に開校した学校で、ガラスが割れた特別棟は翌年に完成、今では珍しいS板(ローラーで延ばして製造したガラス、現在は全ての透明ガラスがフロート工法という溶融亜鉛の上に浮かべて作る製法になっている)が嵌っています。今から33年前に製造されて頑張ってきたガラスが割れてしまったわけです。
補修に使ったガラスは19年前に新築した住宅に使用されていたガラスで、防犯ガラスと交換した為に引き取られてきました。汚れを落とし、キズをチェックして、再デビューの日を待っていたのですが、こうして日の目を見る事が出来ました。
ガラスの再使用には、経年劣化の心配があるのですが、今回修理した箇所の廻りのガラスの方が、遙かに古いので、このガラスだけを心配する必要はないでしょう。

 ガラスの右隅に貼ってあるシール
地球に優しいガラスである事を担保する為に、QRコードの付いたシールを貼りました。携帯電話でスキャンすると、このガラスの履歴が読みとれます。子供達が面白がってスキャンして遊んで、環境に関心を持って貰えれば嬉しいですね。
 紫外線防止のフィルムに包まれています。