窓の防音工事

かなり大がかりな工事を完了しました。と言っても窓の改良なのですが。
今使っているサッシはそのままで、室内側の木枠に新たに樹脂製のサッシを取り付けるという方法です。既設のサッシと新しいサッシの間隔は広い方が遮音効果が高いので、室内側に少しだけ(7ミリ程)木枠を伸ばします。これによって、遮音性能を上げるだけでなく、既設サッシの鍵の施錠を容易にすることや、指詰めを防止します。既設サッシのガラスと新たなサッシのガラスの寸法が同じ位なので、共振を避けるために、防音用の合わせ硝子を使用します。防音はそれなりでよいから、断熱性が欲しいと言われるお客様には、異厚ペアガラス(2枚のガラスの厚みが違うペアガラス:例えば5ミリと3ミリのペアなど)を用います。
家中の窓を改造したので、4人で一日がかりでした。(もちろんガラスのはめ込みなどの前準備は先に済ませて)ありがとうございました。
仕事が完了した後伺ったのですが、介護老人が大声を出して、近隣にご迷惑を掛けないようにとの思いで、防音工事を思い立ったとのことでした。静かな住宅街ですから、随分気にされていたのでしょう。お施主様ご家族が、この工事で、気兼ねなく生活していただけたら幸いです。