障害者と健常者、障害って何?

障害者と健常者の間に壁はない!

 昨日、劇団An−Pon−Tanの劇を見てきました。障害者と健常者が一緒に作る劇というコンセプトに、いやいやお付き合いで見せて頂きました。
 4半世紀前に”そよ風のように街に出よう”という雑誌を購読していました。障害者も家にこもらずに、そよ風のように気軽に外に出ようと言う意味。裏を返すと、障害者を持つ子供を外に出さない親、障害者の活動を認めない社会インフラ、奇異なものを見るような大衆の目、と言う環境の中から生まれた魂の叫びのような雑誌でした。当時建築学科の学生であった私は、障害者施設のディティール設計などを学びながらも、障害者不在な物事の進み方に自分の無力さを感じていたのでした。
 2時間半の劇は、4半世紀前の私が挫折した思いを遙かに超えている集団の存在を見せつけてくれました。教えてくれました、健常者と障害者の間には何の壁もないことを。彼らを見ていると、私たちのような小さな企業でも、障害者雇用が出来るような気がしてきます。
 大きな何かを教えてくれた、An−Pon−Tanの劇に感謝。